毎日すくすくと大きくなっていくお腹に愛おしさが増していく妊婦さんは多いと思いますが、お腹が大きくなってくると妊娠線が出来ないかと心配になる方も多いのではないでしょうか?

妊娠中に妊娠線が出来てしまうと産後に少しは薄くはなっていきますが消えないので、妊娠線が出来る前の予防に興味がある方も少なくないはずです。

妊娠線は妊娠中のお腹が大きくなるスピードや体重増加に、からだの皮膚の表面はついていくことが出来るのですが、皮膚の下の真皮の部分がついていくことが出来ず、真皮がひび割れしてしまうことによって妊娠線が出来てしまいます。
ちなみに妊娠線が赤紫色になるのは、その部分の皮膚が薄くなって毛細血管が透けてしまっているためです。

妊娠線が出来る前はもちろん、妊娠線が出来てしまっても赤紫色の状態ならばすぐに妊娠線ケアをすることで薄く目立たなくなります。

妊娠線防止や悪化しないためのケアにとっていちばん大切なことは、「皮膚の保湿」です。
しかし、ただの保湿ではなく、「真皮の部分まで保湿」することなので、妊娠線ケアに効果の高い真皮まで保湿成分が届くクリームやオイルを使って、マッサージすることでクリームやオイルの効果をアップさせることが出来ます。

今回は、実際にオイルやクリームの効果をアップさせるマッサージについて徹底的に解説していきます。

妊娠線予防のマッサージ

マッサージは、お腹の大きくなってくる妊娠中期の16週頃からはじめると妊娠線予防に特に効果的です。特に乾燥しがちな季節や臨月に入ってからは赤ちゃんがグングン大きくなって来るにつれてお腹もパンパンに大きくなるため妊娠線が出来やすくなるので、朝と夜などこまめにケアするとさらに妊娠線が出来にくくなりますよ。

妊娠線予防マッサージは、手のひらで温めたクリームやオイルを使って、手のひら全体で流れるように優しく撫でる感覚で行ってください。

オススメの妊娠線予防マッサージのタイミングは、お風呂上がりのお肌が水分を保ってしっとりしているときです。
お風呂上がりの水分を保っている状態でクリームやオイルを使うと水分にフタが出来るので保湿の効果がアップし、お風呂上がりで体が温まってほぐれやすい状態なのでマッサージ効果がアップになるからです。

妊娠線が出来る場所のイメージはお腹の方が多いと思いますが、実はお腹だけではなく、胸、お尻、太もも、ふくらはぎ、腕など色々なところに出来てしまいます。
それぞれマッサージ方法が違うので、妊娠線の出来やすい場所別の効果的なマッサージ方法を次項の妊娠線予防マッサージの注意点の後にご紹介します。

妊娠線予防マッサージをする前の注意点

妊娠線予防のお肌のケアやマッサージは、初期からでも体調に気をつけながらしていただいて大丈夫ですが、マッサージをする前に気をつけていただきたいことがあります。

妊婦さんにとって冷えは大敵です。必ず暖かい部屋で行い、体が冷えないように気をつけてください。

マッサージに使うクリームやオイルは出してすぐに使うと冷たくて刺激になりますし冷たいままだと成分が浸透しにくいので、体に塗る前にクリームやオイルを手のひらで軽く温めてから体に塗ってマッサージをしてください。

妊娠線予防マッサージをするときのクリームやオイルを伸びの悪いものにしてしまったり少なめにしてしまうと、マッサージをする際に肌を押してしまったり力が入ってしまいます。伸びの良いクリームやオイルを使い、たっぷりと出してマッサージを行ってください。

お腹が張っているときは絶対にマッサージはしないでください。
お腹が張っているときの子宮はとても敏感です。手でお腹を撫でるだけで子宮への刺激になり余計に張ってカチカチになってしまいます。

お腹が張っているときや途中で張ってしまった場合は、マッサージは刺激になってしまうのでお休みし、かわりに子宮を膨らますようなイメージで深呼吸をしたり、シムスの体位で横になって、張りが治まってからマッサージをしてください。

妊娠線予防マッサージ お腹編

  1. クリームやオイルを手に取り、お腹全体になじませる
  2. おへそを中心に赤ちゃんの囲むイメージで、時計回りにクルクルと優しく撫でる
  3. 逆時計回りも同じようにする
  4. 足の付け根のラインに沿って優しく撫でる(手のひらでコマネチのイメージです)
  5. おへその下側(下腹部)を中心から外側に向かってクルクル螺旋状に撫でる
  6. おへその下側(下腹部)から胸の下を通りおへそに向かってハート型を描くように優しく撫でる

※特に下腹部は注意です。後期になると大きくなったお腹で下腹部が見えないので忘れがちになってしまい、気づいたときには下腹部に妊娠線が!となってしまった方は少なくありません。

妊娠線予防マッサージ 胸編

  1. クリームやオイルを手に取り、胸全体になじませる
  2. 乳首を中心にして円を描くように優しく撫でる
  3. 脇の下から手とは反対側の胸を寄せるようにして撫でる
  4. 胸を下から持ち上げるように撫でる

※乳首への刺激は子宮収縮に繋がるので、臨月前は乳首への刺激がないように気をつけてください。胸のマッサージでお腹が張るようでしたら、クリームやオイルを塗るだけでマッサージはお休みしてください。

妊娠線予防マッサージ お尻編

  1. クリームやオイルを手に取り、お尻全体になじませる
  2. お尻全体をクルクル円を描くように、時計方向に優しく撫でる
  3. 逆時計方向にも同じように、お尻全体をクルクル円を描くように優しく撫でる
  4. お尻の付け根から腰に向かって持ち上げるように優しく撫でる

妊娠線予防マッサージ 足(太もも、ふくらはぎ)編

  1. 膝を立てて座る
  2. クリームやオイルを足全体になじませる
  3. 右足の足首からふくらはぎまで、両手で交互に下から上へリンパを流すように撫でる
  4. 左足も足首からふくらはぎまで、両手で交互に下から上へリンパを流すように撫でる
  5. 右足の太ももは、膝からお尻まで両手で挟み込んでリンパを流すようにする
  6. 左足の太ももも、膝からお尻まで両手で挟み込んでリンパを流すようにする
  7. 手で足首からふくらはぎ、太ももにかけて揉んでいく

※妊婦さんのマタニティトラブルの足のむくみにも効果的なので、浮腫んでいるときにこのマッサージをすると足がスッキリします。
お風呂上がりの他にも、湯船に浸かっているときにこのマッサージするのも気持ち良いですよ。

妊娠線予防マッサージ 腕編

  1. 右手を反対の手で掴むようなイメージで手首から二の腕に向かって下から上へ向かってなでていきます。
  2. 左手も同じようにしていきます。
  3. 右手を手首から二の腕に向かって下から上へ反対の腕で揉んでいきます。
  4. 左手も同じようにしていきます。

妊娠線予防マッサージのまとめ

今回は妊娠線を作らないための「妊娠線予防マッサージ」について解説させていただきました。

妊婦さんの約7割の方が出来てしまう妊娠線ですが、保湿力の高いクリームやオイルを使って効果的なマッサージをすることで妊娠線を予防することが出来ます。

万が一出来てしまっても、妊娠線予防マッサージをすることでそれ以上悪化せず産後に目立ちにくくなる可能性が高くなります。

お腹が大きくなってくると、マッサージをしていても妊婦さんの手が届かない場所も出てくるかもしれません。
そんな時はパートナーに手伝ってもらうと、妊娠中に不足になりがちなスキンシップの代わりになったり、男性にとってピンとこないお腹の赤ちゃんの成長を実感してもらえる良い機会になりますよ。

男性にとっても足や腕、知らず知らずにこっているお尻のマッサージは気持ちは良いので、お互いに交代でマッサージをするのもパートナーとの良いスキンシップタイムになるかもしれません。
妊娠中のスキンシップが多い夫婦は産後セックスレスになりにくいのでマッサージでスキンシップはオススメですよ。

体調がすぐれなかったり、しんどいときは、クリームやオイルを塗るだけにしたり、絶対に妊娠線が出来てほしくない場所だけマッサージをしたりして、臨機応変に無理のない範囲でしてくださいね。
マッサージ以外のかゆくて痛い産後の妊娠線を消したい方へ